メキシコフェアは
6月30日(木)をもちまして
終了いたしました。
メキシコ料理の定番であるトルティーヤで蒸し鶏を包んだエンチラーダスをはじめ、メキシコ牛サーロインのグリル、ワカモレ(アボカドディップ)、インゲン豆のフリホレスなどボリューム満点のワンプレートです。セットのトルティーヤで具材をはさめばオリジナルメニューに!
■包む
【メニュー:エンチラーダス~サルサ・ロハ~】
トルティーヤで蒸し鶏を包み、メキシカンサルサ(サルサ・ロハ)をトッピングしたボリューム満点の一品!
■はさむ
メキシコ料理の定番スタイル!
トルティーヤに好きな具材をはさむだけであなただけのオリジナルメニューに早変わり!
■揚げる
【メニュー:ワカモレ
(アボカドディップ)】
トルティーヤを揚げてチップス風に!アボガドで作るワカモレソースにディップすればオシャレなおつまみに!
トルティーヤは、様々なトッピングと相性抜群でつつんだり、まいたり食べ方自由。
代表的なトルティーヤ料理としては、好みの具を挟んでソースをかけ、2つに挟んで食べるタコス、巻いて食べるブリトーなどがあります。
メキシコのフラン(プリン)をイメージし、プツプツと穴が空いた形が特徴のプリンです。食感は日本のプリンに比べて少し固め。コンデンスミルクとエバミルクを加えることで濃厚でいながら口当たりの優しい甘さに仕上げました。
メキシコは、北アメリカ大陸の南部に位置する国です。
先住民と欧州系(スペイン系等)の混血を中心に幅広い人種が暮らしており、性格は陽気でおおらかな気質、フレンドリーでストレートに思いを伝える人が多く、家族を大切にする文化が浸透しています。季節は雨期と乾期に分かれており、年間を通じて過ごしやすい気候ですが、熱帯地域や砂漠地帯もあり幅広い気候帯を有しています。
日本の5倍を誇る広大な土地と、緑の多い豊かな環境から農業や畜産が盛んで、日系企業も多く進出しています。
メキシコ料理の歴史は古く、2010年、メキシコの伝統料理がユネスコ世界無形文化遺産に登録されるなど、古くから続く伝統を守りながら現代でも世界中で愛される食文化となっています。
メキシコで主食とされているトルティーヤはトウモロコシのものと小麦粉のものがあり、メキシコ中部から南部にかけてはトウモロコシのトルティーヤが一般的で、石灰処理したトウモロコシの粒をすりつぶして生地を練り、薄く伸ばして焼くのが一般的です。また、北部地域では小麦粉から作ったトルティーヤがよく食べられています。日本のタコスはトルティーヤに肉や、野菜などの具材を挟むことが一般的ですが、メキシコではレタスなどの生野菜は使用せず、トマト、唐辛子、にんにく、玉ねぎがベースとなったサルサやライム汁をかけて食べられており、国民食として愛されています。
メキシコ料理ではトウモロコシ、豆、唐辛子などが食材としてよく使用されており、特にトウモロコシはトルティーヤだけではなく、スープなどの具材として食卓に欠かせない食品として親しまれています。
今回のワンプレートメニューにもある、いんげん豆を煮込んだ「フリホレス」という料理は家庭でも定番のメニューで、「チレ」と呼ばれる唐辛子は100以上の種類があり、調味料としてふりかけたりソースに混ぜたりします。ハラペーニョやハバネロなど辛いものが有名ですが、辛くない品種も。このほかライムやトマトも馴染み深い食材です。
料理研究家・フォトエッセイスト口尾麻美
旅で出会った食材や道具、ライフスタイルが料理のエッセンス。
異国の家庭料理やストリートフード、食文化に魅せられ写真に収めている。
旅をテーマにした料理は書籍や雑誌、イベントなど通して発信。各国のキッチン道具を収集。
著書に『旅するリトアニア』『まだ知らない 台湾ローカル 旅とレシピ』他
2022年8月は初のインテリア本刊行予定
読売新聞土曜夕刊 月一料理連載中